点検ヒント

点検のヒント


開弁圧:

キャブレターの開弁圧は大変重要ですが、サービスの専門家はさほど重要視していないのが現状です。実際、開弁圧の点検をするときに燃料ポンプダイヤフラムが伸びて燃料ポンプガスケットのシールが破れ、キャブレターが壊れてしまうことがよくあります。ZAMAはキャブレターの弁が開くまで加圧するよりも、キャブレターの燃料調整を10 p.s.i.になるよう調整することを推奨します。少なくとも15秒間はこの空気圧を保つことができるはずです。


燃料ポンプダイヤフラム:

テフロン加工を施したポンプダイヤフラムは、Mylarのダイヤフラムポンプに変更になりました。お持ちのキャブレターのポンプ面に加工が施されていない場合は、Mylarのダイヤフラムポンプはご使用になれません。キットに入っているゴム製ダイヤフラムをご使用ください。ZAMAキャブレターキット内の3種類のダイヤフラムは、全てアルコール燃料に対応しています。


混合ネジのプリセット:

キャブレターのL/Hニードルにリミットキャップがつく前の標準的なL/Hニードルは、開度を1回転にプリセットしていました。リミッターキャップを使い始めてからは、ニードル感度を下げる傾向にあります。現在も1回転でプリセットするよう心掛けていますが、実際は1から2回転の開度になっています。もう一つの試みとして、ニードルとシート間のクリアランスを大きくして、できるだけそこに屑を溜めないようにしています。リミットキャップがあると、掃除のためにニードルを外すことが難しくなるためです。リミットキャップを使用するとキャブレターのプリセットが難しくなり、ニードルも外しづらくなりますが、ニードルが調整範囲を超えることがなく掃除のために頻繁にニードルを外す必要もなくなります。


L ・ H ニードル:

排ガス対応のキャブレターに対して、簡単かつ正確にキャブレター混合気を設定できるよう、Hニードルの感度を下げました。現在数機種のキャブレターについて、Hニードルネジ山はLニードルと同じサイズとしています。両方のニードルを取り出す時は区別しないと間違える場合があります。長い方がLニードルですのでご注意ください。